所在地 | 島田市大草767 |
電話番号 | 0547-35-1739(慶寿寺) |
営業時間 | ― |
休業日 | ― |
入場料 | ― |
駐車場 | あり |
ジャンル |
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今川範氏のお手植えと伝えられる しだれ桜、別名「孝養桜」
慶寿寺は1345年、今川範氏が開山したと伝えられている真言宗の名刹です。
昭和31年に県の天然記念物に指定された慶寿寺のしだれ桜は、今川範氏が父範国の遺徳などに感謝して植えた桜で「孝養桜」とも呼ばれています。
初代は350年前に枯れてしまい、現在の桜はその時に枝分けした二代目です。(樹高14メートル、枝張り18メートルほど) このしだれ桜が衰弱しているため、2006年2月に三代目が参道入り口に植樹されました。
三代目は約20年前に二代目の枝を別のしだれ桜に接ぎ木して得ることができた二本の成木のうちの一本です。
本堂裏の高台にあるしだれ桜は、毎年、普通の桜より1週間程早く開花し、3月中旬~4月上旬頃までが花見の時期となります。
また、南庭園にショウジョウバカマが華麗に咲いており、見頃は3月上旬から4月上旬です。
慶寿寺
祥雲山慶寿寺(しょううんざんけいじゅじ)は真言宗泉涌寺(せんようじ)派の古刹です。
駿河十国三十三観音霊場 十八番、及び駿河・伊豆の両国霊場の三十二番札所。
寺伝によれば、南北朝時代に足利尊氏から駿河守護を任ぜられた今川範国の子、今川範氏は落合城の土岐氏を滅ぼして大草に居館を移し、駿河進出の足場を固めました。
そして今日の泉涌寺から南江和尚を招いて、自らの居館付近に慶寿寺を建立し、これを菩提寺と定めたといわれています。なお、範氏は、花倉(現藤枝氏)にも居館を建て、遍照光寺を建立し、今川家の勢力伸張に合わせて両寺院も栄えていきました。
範氏は、貞治4(1365)年4月30日50歳で没したと言われており、境内には、範氏の宝篋印塔のほか五輪塔など主従の塔石が合計18基現存しています。
今川氏が滅んだ後、慶寿寺は停滞期に入ったようですが、江戸時代後期に高峰大和尚が住持になると、寺勢は再び振興して、文化5(1808)年には本堂が建立されました。この時に再建された建物が現存する本堂です。
また慶寿寺にはしだれ桜をはじめ、貴重な文化財が伝えらています。
【関連WEBサイト】
公共交通機関 | 島田駅北バス停2番乗り場 大津線天徳寺方面行き乗車、慶寿寺入口下車、徒歩1分 |
車 | 島田駅より約15分(4.6km) |