所在地 | 島田市川根町家抜里 |
ジャンル |
神社・仏閣
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家山から抜里に抜ける峠の川手側にあり、地元の人には「五輪さん」と呼ばれ、勝負事にご利益のある神様として知られています。
とても見晴らしの良い場所にあり、戦国時代には狼煙台としての役割もあったそうです。
毎年9月1日の縁日は賑わいを見せます。
五輪菩薩のこの地には、強い使命感を持った二人の男の伝説が残っています。
戦国時代初期に、平家の末裔である佐々木盛綱がこの地に住んでいました。盛綱の家臣 五ェ門(丹原森山家の祖先)は、この地の豪農 仁ェ門の年貢について話がもつれた為、代官所に使いを派遣する事にしました。
五ェ門は、代官所に行く使いの者に「年貢の嘆願が叶ったら、傘を広げて合図せよ。叶わない時は傘を閉じ、合図せよ」と伝え、約束をし、使いの者を送り出しました。
数日間五ェ門は、抜里から下流を眺め、使いの者の合図を待っていました。しばらくし懇願が叶った使いの者は、五ェ門に合図を送ります。しかし、この時嬉しさのあまり勘違いし、傘を閉じる逆の合図を送ってしまったのです。
事叶わぬと思い落胆した使命感の強い五ェ門は、無念さにその場で自害。朗報を持ち帰ったつもりが、五ェ門とした約束の合図を、逆に送ってしまった間違えに気づき、使いの者も自害してしまいました。この二人を偲び葬ったのがこの地とされています。
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【注意事項】
※五輪菩薩へ向かう遊歩道沿いには、展望台がありますが、展望台の底が朽ち果て、大変危険ですので、手すりに触ったり等近づかないようお願い致します。(令和2年8月現在)
公共交通機関 | 大井川鐵道 家山駅より徒歩約30分 |
車 |