所在地 | 島田市金谷古横159-1 |
電話番号 | 0547-45-2820(現在無住職2022.2 ※島田市観光協会では分りかねます。) |
営業時間 | ― |
休業日 | ― |
入場料 | ― |
駐車場 | 有り |
ジャンル |
神社・仏閣
文化財
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永村茜山作、薬師堂の天井画が圧巻!
空海(弘法大使)が諸国旅行の途中、この地に立ち寄った時、薬師如来の霊告を受け、自ら「薬師如来」を彫作し開眼、安置したのが「医王寺薬師堂」の開創(始まり)と云われています。
開創当時は「寺」はなく「堂守」で、後にこれが発展して「真言宗金谷山医王寺」となりました。
また、戦国末期の豊臣時代(慶長元年:1596)に、本尊(薬師如来)、山号、寺号を継承して「曹洞宗」に改宗、現在に至ります。また、江戸時代には幕府から“薬師堂永続”のための「御朱印」を授かりました。
現在の薬師堂は元禄5年(1692)に再建(過去2回火災で焼失)されたもので、後に向拝(正面の軒)が付け加えられ明治時代には杮葺(こけらぶき)を棧瓦(さんがわら)葺に変える等の改造を行いましたが、全体的には建立のままで保存されています。
医王寺薬師堂は、昭和60年10月5日、県指定文化財に指定れています。
※尚、平成28年1月より薬師堂の解体修理及び、薬師堂天井画の修復を行っています。(平成28年度内修復完成予定)
■永村茜山の天井画(県指定文化財)
医王寺の薬師堂には、江戸時代後期の蘭学者で南画家として著名な渡辺崋山の弟子の一人、永村茜山(ながむらせんざん)の天井画があります。
茜山は文政3年(1820)江戸の生まれで、10歳の時から崋山に学び、「十哲」といわれる秀れた画人の一人です。
縁あって金谷宿の永村家に婿養子に入り、27歳から40歳までの“油がのる”時期に金谷宿の組頭として繁忙を極める役職にあったため、他の同門の画人達に比べて作品も世間の喧伝も多くありません。
天井画は、薬師堂外陣天井の中央に、大作の「雲竜図」、左右4面に「天女図」があり、いずれも万廷元年(1860)茜山41歳の時の作、内陣天井の「花卉図」もその画致により茜山晩年の作と推定されています。
茜山の墓は、同市洞善院墓地に、また城山公園の一角には、明治32年5月、金谷の有志によって建てられた茜山顕彰碑があります。
医王寺薬師堂天井画は昭和58年2月25日県指定文化財に指定されています。
【関連WEBサイト】
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電話:0547-36-7967
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