牛代(うしんしろ)のみずめ桜

樹齢約300年のエドヒガンの一本桜 

塩本の牛代にある1本桜で、エドヒガン桜特有の白くて可愛らしい花を咲かせます。
近年、SNSでその神秘的な美しさが話題になり、町内外から大勢の見物客が訪れるようになりました。
小高い丘の上にあり、1本立てで樹形もよく、道向かいからのアングルも最高です。
早朝のほんの一時のみ、朝日が差し込んで桜をスポットライトのように照らし出す時間帯があり、この瞬間を捉えるために夜中から現地スタンバイする人も多いです。
また、開花時期には夜間ライトアップもされ、幻想的な姿が浮かび上がります。

本来「ミズメザクラ」は桜ではなく、その木目が桜に似ているカバノキ科の「ミズメ」を指します。
しかし、この桜は江戸時代から通称「みずめ桜」と呼ばれており、その由来は不明です。
なお、平成19年には市の天然記念物に指定されています。

■所有者：牛代のみずめ桜を護る会
■樹　種：エドヒガン
■樹　齢：300年
■幹　周：4.23ｍ
■樹　高：20.00ｍ

注意事項

個人所有の桜で、周辺は私有地となっています。
所有者様のご厚意により立ち入りが許可されており、近くまで行くことが可能です。
ただし、樹木保護のため、柵の中へは立ち入らないようにお願いします。
また、付近は茶畑となっており、たばこの吸い殻やごみの投棄などは厳禁です。
近くには駐車場がないため路上駐車される方が多いですが、地元住民の通行の邪魔にならないよう、ご配慮ください。